ごはんよりも寝るよりも、何よりも本が好きで3000冊以上は読んでいる大友です!
こちらの記事では、そんな大友が朝井リョウの『何者』について、読者への直接インタビューで聞いた生の感想・レビューをお届けしています!
何者が、気になっている、あるいは読もうかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか?そんな時に読者の感想・レビューは参考になりますよね。
本記事では『何者』の以下項目について、かなり具体的かつ詳細な読者の声を掲載しています。
本記事で分かること
- 何者の大まかな内容・要約・あらすじ
- 何者の見どころや面白いと思うポイント・おすすめできる理由
- 何者の不満や改善点
- 何者のSNSでの評判
私は常々、自分の考えや見識に閉じていては世界が拡がらないと思っており、様々な方の書籍への感想や意見を参考にしながら、読む本を選んでいます。
しかし、Amazonや書評サイトのレビューって、文字数も少なくかなり浅い内容に留まってしまっている、と個人的には思っています。
もっとグッと深い読者の感想やレビューが読めたらいいのに・・・、と大友自身ずっと思っていました。そのように考える人は少なくないはず。
本記事では、そのような私の思いを踏まえて、何者の深い感想・レビューをご紹介していきます。見どころ、おすすめの理由や不満まで聞いていて必ずや参考になると思いますのでぜひご覧ください!
Contents
何者の読者さん(インタビュイー)紹介
最初に、感想レビューをお伺いした読者のプロフィールを簡単にご紹介します。
10代女子、現役大学生です。
よく読む本は、ミステリーですが、最近はいろいろなジャンルに目を向けています。
よろしくお願いします。
何者の概要
それでは早速ですが、何者のおおまかな概要や要約・あらすじを教えてください。
就活をしている大学生が協力しながら、時には牽制しながら自分たちのアイデンティティを形成していく様子を描いた小説です。
誰もが経験する、学生という立場から離れる壁が描かれており、思春期を経験した人ならだれもが共感できる内容になっています。
また、SNSをめぐる人間関係模様にも触れているので、時代にあった内容にもなっています。
平成25年直木賞受賞作品で、常に図書館の在庫は貸出中になっているくらい人気の小説です。
何者の作者朝井リョウプロフィール
著者である朝井リョウさんについて簡単にご紹介します。
朝井リョウさんは1989年5月31日生まれの31歳で2009年から小説家として活躍されています。
「桐島、部活やめるってよ」や「何者」が代表作で、小説すばる賞や直樹三十五賞などを受賞しています。
直木賞受賞時の年齢は男性最年少です。
何者の感想レビュー①:具体的な見どころ
何者の具体的な見どころは何でしょうか?
最も印象に残ったところはやはり、主人公が、自分がバカにしていた相手に一蹴させられるところです。
主人公が面食らって自分のことを考え直す場面なのですが、不思議とこれは私だけではなく、私自身の考え方も間違っていたのでは、と思い直していました。
だれもがそうであると思いますが、小説を読むときは無意識のうちに主人公に感情移入していると思います。
だから、主人公が批判することは疑いなく納得していたし、途中までは違和感がありませんでした。
しかし、この場面で初めて、その批判は本当に正しいのか、自分は本当にあっているのか、そう気づかされ、ハッとしました。
これほどまでに主人公に入り込んでいた小説はなかったと思います。
それを気付かされたこの場面は見どころです。
▼以下リンクからAmazonの商品ページへ飛べます▼
何者
何者の感想レビュー➁:面白さ・おすすめできる理由や読むメリット
なるほど。では何者はどんなところが面白いと思いますか?また何者をおすすめできる理由や読んでよかった点は何でしょうか?
この本は就活をめぐって自分とはどういうものなのか、を考え直す何人かの様子が描かれています。
この問いは多かれ少なかれ誰もが経験するものだと思うので、共感できる場面が多く、自分の体験とも重ね合わせることもあると思います。
また、会話がメインで展開していくので、難解な小説とはちがい、比較的本を読みなれていない人でも読みやすいものだと思います。
読み進めていく中で、主人公は他人を批判することで自分を保っている面があり、それに共感してしまっていることに恥ずかしさを感じることもあると思いますが、同時にそれに気づいたとき自分の考え方を見直すきっかけにもなります。
この本を読みとおすことで、改めて自分と向き合うことができました。
だからこそ学生はもちろん、固定概念にとらわれてしまっている大人の方にもぜひ読んでほしい本です。
さらに、実際の就活のエントリーシートや面接、一次試験などの場面も多く、就活の勉強にも役に立つと思います。
▼以下ボタンからAmazon商品ページへ飛びます▼
何者の感想レビュー③:不満に思うところや読むデメリット
逆に、何者を読んで不満に思うことがや、改善を希望する点、読むデメリットがもしあれば教えてください。
この本の最後の場面が主人公の面接の様子なのですが、ここで主人公は今まで繕ってきた自分を解放することに成功します。
とてもいい場面だと思うのですが、解放したことで面接官の反応は良いものではなかったため、おそらくここも落ちたのだろうな、そう想像することもできてしまいました。
主人公が成長できたからこそ就活を成功させた様子で終わったら、もっとすっきりして読後感がよいものとなったのでは、と思います。
また自分も本来の自分を出していこうと思いきれると思います。
そうはいっても今の就活制度上、自分を取り繕わずに成功させるのは難しいこととは思いますが、希望を持たせるためにもやはり就活成功の形が見たかったです。
何者の感想レビュー④:こんな人に向いている!読んで欲しい!
ありがとうございます。最後に、何者をどんな人におすすめしたいですか?
自分とはどういう人物なのか、それを発信することが求められている人たちにおすすめです。
就活はもちろんですが、新しい職場や学校で信頼関係を気付こうとするときにも必要なことだと思います。
私たちは、どうしても誇張したり他人を批判したりして自分を保ちがちですが、この本では「人は何者にもなれない」ことを深く心に訴えてくれるので、この本を読むことで開放的になり、本来の自分を見せることができるきっかけになります。
▼以下ボタンからAmazon商品ページへ飛びます▼
何者の評判口コミ
深堀りインタビューで伺った何者の感想レビューをご紹介しました。
加えて、何者のSNS上での評判を集めましたので宜しければご覧ください。
まとめ:何者はおすすめなのでぜひ読んで欲しい作品!
朝井リョウの何者について、読者へのインタビューを通じて実際に読んだ深い感想・レビューや、ネット上での評判をご紹介しました。
『何者』面白そうですよね。興味がある、気になる方はぜひチェックしてみて下さい!
▼以下ボタンからAmazon商品ページへ飛びます▼