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『英国に就て』(吉田健一)の感想レビュー評判まとめ!面白さ・おすすめ理由・不満ポイント

ごはんよりも寝るよりも、何よりも本が好きで3000冊以上は読んでいる大友です!

こちらの記事では、そんな大友が吉田健一の『英国に就て』について、読者への直接インタビューで聞いた生の感想・レビューをお届けしています!

大友

英国に就てが、気になっている、あるいは読もうかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか?そんな時に読者の感想・レビューは参考になりますよね。

本記事では『英国に就て』の以下項目について、かなり具体的かつ詳細な読者の声を掲載しています。

本記事で分かること

  • 英国に就ての大まかな内容・要約・あらすじ
  • 英国に就ての見どころや面白いと思うポイント・おすすめできる理由
  • 英国に就ての不満や改善点
  • 英国に就てのSNSでの評判

私は常々、自分の考えや見識に閉じていては世界が拡がらないと思っており、様々な方の書籍への感想や意見を参考にしながら、読む本を選んでいます。

しかし、Amazonや書評サイトのレビューって、文字数も少なくかなり浅い内容に留まってしまっている、と個人的には思っています。

もっとグッと深い読者の感想やレビューが読めたらいいのに・・・、と大友自身ずっと思っていました。そのように考える人は少なくないはず。

大友

本記事では、そのような私の思いを踏まえて、英国に就ての深い感想・レビューをご紹介していきます。見どころ、おすすめの理由や不満まで聞いていて必ずや参考になると思いますのでぜひご覧ください!

英国に就ての読者さん(インタビュイー)紹介

大友

最初に、感想レビューをお伺いした読者のプロフィールを簡単にご紹介します。

読者さん

63歳の男性。

自営業を営んでいます。

日大芸術学部文芸学科卒業で宣伝会議も受講しておりました。

学生時代から色々な本を乱読しており、未だに様々な分野に興味を持っております

よろしくお願いします。

英国に就ての概要

大友

それでは早速ですが、英国に就てのおおまかな概要や要約・あらすじを教えてください。

読者さん

この本は作者である吉田健一さんが英国を訪れた時の訪問記です。

吉田健一さんはケンブリッジ大学に学んだ方で英国での生活を長く経験された方ですので、ただの訪問記ではなく「久しぶりに英国に行ってみたら」という切り口での訪問記になります。

つまり「英国文化とは、どういうものか」を心得ていらっしゃる方の再訪記で、行く先々での出来事、目に止まったもの、などが独特の語り口で述べられ英国という国の持つ、独特の文化、民族性が読む者に伝えられていきます。

そして案外に分かっているようで、実は全く分かっていない英国という国の独特な文化を私達に理解させてくれます

また吉田健一、という日本の文学界でも特異な存在であり続けた人物の「不思議な聡明さ」は、初めて読む方には、ちょっと衝撃的かも知れません。

この本の中で吉田健一さんは英国を語りながら、私達がなんとなく理解したような気持ちになっているけれど、実は本質を捉えきれていない色々なことを、独特の言い回しで「ごくあっさりと」本質を突いてみせてくれます。

そういった「不思議な聡明さ」に触れることが出来る数少ない本が、この「英国に就て」なのです。

この本を読むことは英国文化について知ることもさりながら「吉田健一」という不思議な人物を知る、という意味もあり、その方が意味としては大きいかも知れません。

英国に就ての作者吉田健一プロフィール

大友

著者である吉田健一さんについて簡単にご紹介します。

吉田健一さんは、戦後の日本を優れた政治感覚と強いリーダーシップで引っ張り、今日の先進国と言われる日本の礎を築き上げた第45・48・49・50・51代の総理大臣である吉田茂氏の長男として生まれました。

ですが、あまり父親とは仲が良くなかったらしく政治家への道は進まず、英文学の世界に進みました。

ですので現副総理兼財務大臣の麻生太郎さんの「叔父さん」ということになります。

麻生太郎さんが外遊の時に英国紳士風のいでたちで出かけるのは、健一さんの影響によるものとも言われています。

英文学の評論家、エッセイストとして活躍され1977年に65歳で逝去されました。

吉田健一さんのエッセイは実に独特の語り口で、これは「読んでみなければ分からない」ものですので、是非、一度、読まれることをお勧めします。

また食通としても知られており「私の食物記」というエッセイがありますが、このエッセイでは当時の吉田家の家庭がどんなものであったのかが分かり、別の意味でも興味深いものになっています。

英国に就て感想レビュー①:具体的な見どころ

大友

英国に就ての具体的な見どころは何でしょうか?

読者さん

例えばの話ですが日本に「歌舞伎について非常に造詣の深い外国人」がやって来て、あなたが付き添いで歌舞伎座に案内したとします。

けれど時間の都合で、途中で引き上げざるを得なくなった場合、あなたは、その外国人に「あの先はどうなるのですか?」と聞くでしょうか? 

歌舞伎と言えば日本の文化であり、いくら造詣が深いと言っても仮にも日本人である、あなたは外国人に自国の文化である歌舞伎について何かを尋ねるということに、ためらいを覚えるのではないでしょうか? 

ところが英国人はシェイクスピアに造詣の深い健一さんに平気で聞くのです。

「で、あの後はどうなるんですか?」

またロンドンというと大都市だという事は皆さん、ご存じだと思いますが、実は北海道の札幌市と同じ緯度にある、という事をご存じでしょうか? 

ロンドンの冬は北海道の札幌市の冬と同じで東京とは全然、違うのです。

こういった気象条件が英国の生活様式にざまざまな影響を与えていることが語られ、「何故、英国料理は不味いのか」というところまで発展していきます。

また嵐が丘を書いたエミリー・ブロンテは何故、一作しか書かなかったのか? 

なぜ午後4時過ぎに「ティータイム」というものがあるのか?という点にまで言及していきます。

こういった文化の違いを知るのも面白いですが、ちょっと旅行にいって一週間くらい過ごしただけでは決して分からないであろう、数々の日本との相違点を、うーん、と考える健一さんは、その存在自体が既に面白いのです。

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英国に就て感想レビュー➁:面白さ・おすすめできる理由や読むメリット

大友

なるほど。では英国に就てはどんなところが面白いと思いますか?また英国に就てをおすすめできる理由や読んでよかった点は何でしょうか?

読者さん

英国は日本と同じ島国ですが、島国というのは独特の文化を持つようになることが多いらしく英国も他のヨーロッパ民族の持つ文化、民族性とは相当に異なっています。

我々、日本人から見たら英国は「ヨーロッパの中の1つの国」でしかありませんが、日本文化と韓国文化が全く異なるように英国文化はヨーロッパ諸国の持つ文化とは全く異なるものだ、ということがこの本を読むとよく分かります

当然ながら日本人と英国人ではものの考え方、捉え方が相当に異なります。

しかし英国と日本は遠く離れている、という地理的な関係から私達は、その違いを素直に受け入れやすいという利点があるのです。

英国はかつては「日の没するところなき大英帝国」として世界中に覇権を広めた「元大国」ですので、日本人とは相当に違う物の見方、考え方を持っており、それに触れることは日本という狭い枠の中で暮らしている私達には、予想以上に面白いことです。

文学の世界で「英文学」と言えば、一つの大きなジャンルとして確立していますが、英文学の持つ独特な作風は英国文化というものを理解して、初めて真に理解できる、とも言えるのです。

ですのでロレンス・スターン、オスカー・ワイルド、バーナード・ショウ、また嵐が丘で有名なエミリー・ブロンテ、ガリバー旅行記で有名なジョナサン・スイフトの残した作品を読む前に、この本を読むことは、とても有益であり作者の置かれた状況、物の考え方、感じ方に対する理解がまるで違ってきます。

また英国文化の持つ特殊性に触れることは私達の日常生活や考え方にも影響を与える部分があります。

それも「良い影響」と思える部分が多分にあるのです。

それは、もしかすると島国という共通の地理条件であるからかもしれません。

英国文化というのは実は日本人にとって受け入れやすい文化であり、あちらが先んじている物の中には日本でも、そうすれば良いのに、と思える部分も多々あります。

しかし日本には日本の伝統と考え方がありますので、それを壊してまで真似する必要はないと思いますが「こういうやり方、考え方もある」という事を知るのは決して無駄なことではないと思います。

また「吉田健一さん」という人物がかつており、こんな文章を書いていた、という事を知ること、それだけでも相当な価値があると思います。

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英国に就て感想レビュー③:不満に思うところや読むデメリット

大友

逆に、英国に就てを読んで不満に思うことがや、改善を希望する点、読むデメリットがもしあれば教えてください。

読者さん

この本には挿絵や挿入写真の類は一切ありません。

全ページ全面が文字で埋め尽くされているのです。

ですので最初にぱっと開けてみた場合、文字の多さに圧倒されてしまうかもしれません。

実際に読み始めてしまえば健一さんの不思議な語り口にはまってしまうことは請け合いなのですが、タイトルも「英国に就て」という、あっさりとしたタイトルなので本屋の本棚でも目立ちません。

そもそも、吉田健一という人物を知る人が今や少なくなってきており、この本を読んで「面白い」と思っても、それについて語り合える人は現在では、ほとんどいません。

ご健在であった時でも、その不思議な語り口のエッセイを知る人は決して数多くはいなかったのです。

つまり面白いけれど、その面白さは「心の内に秘めておく」しかないのです。

また、この語り口は健一さんならでは、のものであり決して他の人が真似して良い物ではありません。

「こういうのは先にやったもの勝ちなんだよ」とニャッと笑う健一さんの笑顔が目に浮かぶようで、その笑顔のしわは何故か麻生太郎さんの笑顔にそっくりでもあります。

ですので、なんとなく「面白いけど、なんか悔しい」のが、この本のデメリットでしょうか。

英国に就て感想レビュー④:こんな人に向いている!読んで欲しい!

大友

ありがとうございます。最後に、英国に就てをどんな人におすすめしたいですか?

読者さん

たまには雰囲気の違う本を読んでみたいな、という方には相当にお薦めです。

また、これから英国に留学しよう、とか移住しようと考えていらっしゃる方には非常に参考になる内容が書かれています。

この本を読んでから英国に行くのと、読まないで行くのでは大きな違いがあると断言できます

また「暇つぶし」に読むのもありです。

なんか手持無沙汰だな、という方は、この本を読まれてみてはいかがでしょうか? 

予想外に虜になってしまうかもしれません。

それは内容もさることながら健一さんの不思議な話術が生み出す独特の世界に引きずり込まれてしまう、ということでもあり、あまり経験できることではありませんので案外にお勧めです。

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英国に就ての評判口コミ

深堀りインタビューで伺った英国に就ての感想レビューをご紹介しました。

加えて、英国に就てのSNS上での評判を集めましたので宜しければご覧ください。

まとめ:英国に就てはおすすめなのでぜひ読んで欲しい作品!

吉田健一の英国に就てについて、読者へのインタビューを通じて実際に読んだ深い感想・レビューや、ネット上での評判をご紹介しました。

大友

英国に就て』面白そうですよね。興味がある、気になる方はぜひチェックしてみて下さい!

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