ごはんよりも寝るよりも、何よりも本が好きで3000冊以上は読んでいる大友です!
こちらの記事では、そんな大友が円居挽の『キングレオの冒険』について、読者への直接インタビューで聞いた生の感想・レビューをお届けしています!
キングレオの冒険が、気になっている、あるいは読もうかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか?そんな時に読者の感想・レビューは参考になりますよね。
本記事では『キングレオの冒険』の以下項目について、かなり具体的かつ詳細な読者の声を掲載しています。
本記事で分かること
- キングレオの冒険の大まかな内容・要約・あらすじ
- キングレオの冒険の見どころや面白いと思うポイント・おすすめできる理由
- キングレオの冒険の不満や改善点
- キングレオの冒険のSNSでの評判
私は常々、自分の考えや見識に閉じていては世界が拡がらないと思っており、様々な方の書籍への感想や意見を参考にしながら、読む本を選んでいます。
しかし、Amazonや書評サイトのレビューって、文字数も少なくかなり浅い内容に留まってしまっている、と個人的には思っています。
もっとグッと深い読者の感想やレビューが読めたらいいのに・・・、と大友自身ずっと思っていました。そのように考える人は少なくないはず。
本記事では、そのような私の思いを踏まえて、キングレオの冒険の深い感想・レビューをご紹介していきます。見どころ、おすすめの理由や不満まで聞いていて必ずや参考になると思いますのでぜひご覧ください!
Contents
キングレオの冒険の読者さん(インタビュイー)紹介
最初に、感想レビューをお伺いした読者のプロフィールを簡単にご紹介します。
初めまして、読書好きの30代男性です。
普段は製造業の工場に勤務しておりますが、休み時間や仕事後の息抜きに小説(特にミステリー)を読むことが多いです。
よろしくお願いします。
キングレオの冒険の概要
それでは早速ですが、キングレオの冒険のおおまかな概要や要約・あらすじを教えてください。
「キングレオの冒険」は、円居挽先生の執筆する人気シリーズ、「キングレオ」シリーズの1作目です。
キングレオシリーズは2021年6月現在「キングレオの回想」「キングレオの帰還」の全3作が発表されております。
推理小説好きの方ならお気づきかと思いますが、本シリーズはかの有名な「シャーロック・ホームズ」になぞらっております。
本家「ホームズ」を知らない私でも十分に面白く読めましたが、より深く楽しむには、やはり「ホームズ」を読んでからの方がよいでしょう。
キングレオの冒険の作者円居挽プロフィール
著者である円居挽さんについて簡単にご紹介します。
作者の円居挽先生は、綾辻行人先生や有栖川有栖先生らを輩出した「京大推理小説研究会」のご出身です。
2009年に「ルヴォワール」シリーズの1作目である「丸太町ルヴォワール」でデビューされた後、映像化もされた「シャーロック・ノート」シリーズ等を執筆されています。
まだ37歳ということですので、これから今以上に活躍されることが予想されます。
キングレオの冒険の感想レビュー①:具体的な見どころ
キングレオの冒険の具体的な見どころは何でしょうか?
本作は「キングレオ」シリーズの1作目ということもあり、キャラクターの性格や役割が非常に分かりやすくなっています。
本作は5本の短編小説から構成されており、1本目の「赤影連盟」では、探偵の獅子丸が助手の大河や周囲の人間を振り回しながらも事件を解決に導く姿が描かれています。
4作目の「白面の貴公子」では、獅子丸のライバル役となる論語が登場し、物語は一気に進みます。
この3者はさながら「ホームズ」シリーズの探偵ホームズ、手ワトソン、モリアーティ教授のような位置づけではありますが、本作ではミステリー要素よりも、より彼らのキャラクターに光を当てて話が展開します。
おすすめは5本目の「悩虚堂の偏屈家」で、意外な犯人にきっと驚くと思います。
▼以下リンクからAmazonの商品ページへ飛べます▼
キングレオの冒険
キングレオの冒険の感想レビュー➁:面白さ・おすすめできる理由や読むメリット
なるほど。ではキングレオの冒険はどんなところが面白いと思いますか?またキングレオの冒険をおすすめできる理由や読んでよかった点は何でしょうか?
本書の最もおすすめできるポイントは、やはり獅子丸や大河といった登場人物のキャラクターです。
一般的な推理小説では、登場人物のキャラクターよりも、トリックや謎の難しさや面白さなどに目が行きがちだと思います。
しかし、本作で登場する事件やトリックは、あくまで登場人物を動かすための舞台装置でしかありません。
例えば2本目の「踊る人魚」では、獅子丸がある方法を用いて助手である大河を試します。
その方法自体も、意外性があって面白いのですが、本作ではその方法を解き明かすことに主眼を置くのではなく、方法が分かった後、登場人物が何を感じどう行動するかが詳細に描かれています。
本書の他の作品でも、推理し終わった後の後日譚や、犯人の犯行動機といった部分が多く描かれており、登場人物をより深く理解できる構成となっています。
推理小説好きの方でも、本書を読めば推理小説の面白さがトリックだけではないということに気が付けると思います。
▼以下ボタンからAmazon商品ページへ飛びます▼
キングレオの冒険の感想レビュー③:不満に思うところや読むデメリット
逆に、キングレオの冒険を読んで不満に思うことがや、改善を希望する点、読むデメリットがもしあれば教えてください。
本書の改善してほしい点としては、おすすめする理由の裏返しになってしまいますが、トリックの部分がやや浅く感じてしまいます。
特に、これまでに推理小説を多く読んでこられた方であれば、より気になってしまうかもしれません。
また、「推理小説に求めるのはあくまでトリックの面白さであり、登場人物の性格や犯行動機はどうでもいい!」という方は、キャラクターを深掘りする描写が冗長に感じる部分もあるでしょう。
特に本作は短編集となっているため、1つ1つの話はやや薄味に思えます。
しかし、キャラクター描写こそが円居挽先生の持ち味であり強みだと私は思いますので、もし本作の作風が合わなければ、他の本格的な推理小説を探された方がよいかもしれません。
キングレオの冒険の感想レビュー④:こんな人に向いている!読んで欲しい!
ありがとうございます。最後に、キングレオの冒険をどんな人におすすめしたいですか?
本書をおすすめするのは、これまでに本格的な推理小説やミステリ小説を読んできたけれども、少し違うタイプの小説も読んでみたい、という方かと思います。
私もそうですが、推理小説好きの方がいきなりファンタジーなどの他のジャンルの小説を読んでも、あまり馴染めないことが多いと感じます。
しかし、本作は推理小説でありながらも、登場人物のキャラクターに重きを置いているため、「ミステリ要素もあるキャラクター劇」として読めば、今まで読んできた推理小説とは違った読み味に新鮮さを覚えることでしょう。
逆に、キャラクター物が好きだという方にも読みやすい推理小説だと思います。
▼以下ボタンからAmazon商品ページへ飛びます▼
キングレオの冒険の評判口コミ
深堀りインタビューで伺ったキングレオの冒険の感想レビューをご紹介しました。
加えて、キングレオの冒険のSNS上での評判を集めましたので宜しければご覧ください。
まとめ:キングレオの冒険はおすすめなのでぜひ読んで欲しい作品!
円居挽のキングレオの冒険について、読者へのインタビューを通じて実際に読んだ深い感想・レビューや、ネット上での評判をご紹介しました。
『キングレオの冒険』面白そうですよね。興味がある、気になる方はぜひチェックしてみて下さい!
▼以下ボタンからAmazon商品ページへ飛びます▼