ごはんよりも寝るよりも、何よりも本が好きで3000冊以上は読んでいる大友です!
こちらの記事では、そんな大友が高野和明の『ジェノサイド』について、読者への直接インタビューで聞いた生の感想・レビューをお届けしています!
ジェノサイドが、気になっている、あるいは読もうかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか?そんな時に読者の感想・レビューは参考になりますよね。
本記事では『ジェノサイド』の以下項目について、かなり具体的かつ詳細な読者の声を掲載しています。
本記事で分かること
- ジェノサイドの大まかな内容・要約・あらすじ
- ジェノサイドの見どころや面白いと思うポイント・おすすめできる理由
- ジェノサイドの不満や改善点
- ジェノサイドのSNSでの評判
私は常々、自分の考えや見識に閉じていては世界が拡がらないと思っており、様々な方の書籍への感想や意見を参考にしながら、読む本を選んでいます。
しかし、Amazonや書評サイトのレビューって、文字数も少なくかなり浅い内容に留まってしまっている、と個人的には思っています。
もっとグッと深い読者の感想やレビューが読めたらいいのに・・・、と大友自身ずっと思っていました。そのように考える人は少なくないはず。
本記事では、そのような私の思いを踏まえて、ジェノサイドの深い感想・レビューをご紹介していきます。見どころ、おすすめの理由や不満まで聞いていて必ずや参考になると思いますのでぜひご覧ください!
Contents
ジェノサイドの読者さん(インタビュイー)紹介
最初に、感想レビューをお伺いした読者のプロフィールを簡単にご紹介します。
30代男性で、スーパーで働いています。
幅広いジャンルの本を読みますがメッセージ性の強い小説が特に好きです。
よろしくお願いします。
ジェノサイドの概要
それでは早速ですが、ジェノサイドのおおまかな概要や要約・あらすじを教えてください。
主人公的存在の創薬科学を研究している大学生、古賀研人はとあるできごとから肺胞上皮細胞硬化症という難病の治療薬を作らなければならなくなります。
その一方でジョナサンイエーガーという軍人は、正にその肺胞上皮細胞硬化症を患っている余命一ヶ月の息子の治療費を稼ぐため、ある極秘任務に就くことになりますが、その極秘任務は国家規模でなく、世界規模、人類規模のとんでもない作戦であることが判明し、特殊グループと共に遂行作業を進めます。
ジェノサイドの作者高野和明プロフィール
著者である高野和明さんについて簡単にご紹介します。
作者は死刑制度について考えさせられる江戸川乱歩賞も受賞した"13階段"という作品で有名な人物です。
実は最初にやりたかった職業は映画監督で、ロサンゼルス・シティー・カレッジ映画科出身の少し変わった経歴を持った方です。
ジェノサイドの感想レビュー①:具体的な見どころ
ジェノサイドの具体的な見どころは何でしょうか?
この小説はメッセージ性が非常に強く、愚かに争い自分たちで自分たちの首を絞める行為を繰り返す人間を痛烈に風刺しているのが重要なポイントです。
多くの方が唖然とするであろうシーンは極秘任務の正体を知ったときでしょうが、見どころは他にも沢山あり、主人公が研究している創薬科学というものがどういうものでどういうソフトを使うのかがかなり詳細に描写されています。
韓国人のキャラクターが常に相棒となっていますが韓国の文化についてもかなり作中で細かく描写され、単純に情報の宝庫と言えるような作品なのがポイントです。
またこの作品の面白い点は様々な人物が主人公と言えるように章ごとに視点がかなり変わり、それらが全て繋がっているのが重要なポイントです。
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ジェノサイド
ジェノサイドの感想レビュー➁:面白さ・おすすめできる理由や読むメリット
なるほど。ではジェノサイドはどんなところが面白いと思いますか?またジェノサイドをおすすめできる理由や読んでよかった点は何でしょうか?
SF的内容でありながら創薬科学や外国の文化を知ることが可能で、また"ジェノサイド行為を繰り返す人間という生き物はなんなのか"というある種哲学について幅広く考えさせられるのが面白いです。
"他者を攻撃するというのは結局自己を攻撃することにならないだろうか、人類の進化を阻害しているものはなんなのか、もしも人類の上位の存在が人類を見たら果たしてどう思うだろうか"などあらゆる視点から考えさせられます。
ですがこういった難しいことを考えなくても単純に戦闘シーンや登場人物のやり取りは小説として面白く、単純に娯楽作品として楽しめるのも良いポイントです。
相棒的キャラクターの韓国人を通して韓国の文化も知ることができますし、戦闘シーンでは作戦についても知ることができます。
また作中に存在する大統領が実在の人物をモデルのしたのか思わせるくらいリアリティがありやはり風刺色が強いのかと思われます。
SFとしてのクオリティも非常に高く、とあるイレギュラーな"現実世界には実在しない存在"のどこかリアルな描写は読んでいてまるでその存在が本当に実在するのではないかと思えるほどうまく描写されています。
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ジェノサイドの感想レビュー③:不満に思うところや読むデメリット
逆に、ジェノサイドを読んで不満に思うことがや、改善を希望する点、読むデメリットがもしあれば教えてください。
作者自身があまりにも偏見にとらわれていて攻撃的だと感じるのが残念なポイントです。
明らかに文系大学生を見下したような描写がありますし、日本の数少ない差別事件だけを通して日本人全員が野蛮な民族であるかのように描写されているのは少し問題があるのではないだろうかと思います。
また作中のルーベンスという天才人物がちっとも天才ではなく、全ての情報が筒抜けなのに通信をしたりとかなりヘマをしています。
終盤の展開はあまりにも酷く、作者としては手に汗握る描写にしようとしたのかもしれませんが、追われている主人公がアッサリと連絡を取ろうとし、追ってきた人物を簡単に撃退するシーンも問題があると感じました。
他にも終盤はいきなり伏線もなく新しい人物が登場したり何か予定外に無理矢理書いたような印象を受けました。
ジェノサイドの感想レビュー④:こんな人に向いている!読んで欲しい!
ありがとうございます。最後に、ジェノサイドをどんな人におすすめしたいですか?
メッセージ性溢れるSF作品を読みたい方には是非ともオススメしたい内容ですが、単純に戦闘描写のあるハラハラする内容の小説を読みたい方も十分楽しめると思います。
創薬科学や他国の文化についても広く触れられているので、様々な分野の情報を得て教養を深めたい方にもオススメできる作品です。
雰囲気や文体は"13階段"とほとんど変わらないので、単純に"13階段"を読んでこの作者の他の作品にも興味を持った方は読んで損はしないと思います。
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ジェノサイドの評判口コミ
深堀りインタビューで伺ったジェノサイドの感想レビューをご紹介しました。
加えて、ジェノサイドのSNS上での評判を集めましたので宜しければご覧ください。
まとめ:ジェノサイドはおすすめなのでぜひ読んで欲しい作品!
高野和明のジェノサイドについて、読者へのインタビューを通じて実際に読んだ深い感想・レビューや、ネット上での評判をご紹介しました。
『ジェノサイド』面白そうですよね。興味がある、気になる方はぜひチェックしてみて下さい!
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