文学・小説

『おとな小学生』(益田ミリ)の感想レビュー評判まとめ!面白さ・おすすめ理由・不満ポイント

ごはんよりも寝るよりも、何よりも本が好きで3000冊以上は読んでいる大友です!

こちらの記事では、そんな大友が益田ミリの『おとな小学生』について、読者への直接インタビューで聞いた生の感想・レビューをお届けしています!

大友

おとな小学生は人気ですので、気になっている、あるいは読もうかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか?そんな時に読者の感想・レビューは参考になりますよね。

本記事では『おとな小学生』の以下項目について、かなり具体的かつ詳細な読者の声を掲載しています。

本記事で分かること

  • おとな小学生の大まかな内容・要約・あらすじ
  • おとな小学生の見どころや面白いと思うポイント・おすすめできる理由
  • おとな小学生の不満や改善点
  • おとな小学生のSNSでの評判

私は常々、自分の考えや見識に閉じていては世界が拡がらないと思っており、様々な方の書籍への感想や意見を参考にしながら、読む本を選んでいます。

しかし、Amazonや書評サイトのレビューって、文字数も少なくかなり浅い内容に留まってしまっている、と個人的には思っています。

もっとグッと深い読者の感想やレビューが読めたらいいのに・・・、と大友自身ずっと思っていました。そのように考える人は少なくないはず。

大友

本記事では、そのような私の思いを踏まえて、おとな小学生の深い感想・レビューをご紹介していきます。見どころ、おすすめの理由や不満まで聞いていて必ずや参考になると思いますのでぜひご覧ください!

Contents

おとな小学生の読者さん(インタビュイー)紹介

大友

最初に、感想レビューをお伺いした読者のプロフィールを簡単にご紹介します。

読者さん

年齢性別:30代女性 職業:専業主婦 好きな本のジャンル:自己啓発書、絵本、エッセイ、恋愛小説など。

よろしくお願いします。

おとな小学生の概要

大友

それでは早速ですが、おとな小学生のおおまかな概要や要約・あらすじを教えてください。

読者さん

「おとな小学生」は、子どもが小さなころに必ず出会うであろう「ぐりとぐら」をはじめとした名作の絵本21冊を紹介しながら、筆者の子ども時代のエピソードを主軸に綴られているエッセイです。

代一編の「友達からの手紙」では、友達に素直に「ごめんね」と謝れずに関係が静かに壊れてしまった儚さを、不朽の名作アーノルド・ローベルの「ふたりはともだち」という絵本と織り交ぜながら綴られています。

おそらく「ごくごく普通の女の子」であったであろう筆者の体験は多くの方(特に女性)が通ってきた幼少時代に通づるものがあり、忘れてきた当時の気持ちを思い出させてくれる一冊です。

おとな小学生の作者益田ミリプロフィール

大友

著者である益田ミリさんについて教えてください。

読者さん

作者紹介:大阪府生まれの日本のイラストレーター、漫画家、エッセイスト。 京都芸術短期大学卒業。デザイナーを経てフリーのイラストレーターとなりました。

2001年に『OLはえらい』で漫画家デビューし、2006年の『すーちゃん』で注目を浴びました。

2011年、『はやくはやくっていわないで』で第58回産経児童出版文化賞産経新聞社賞受賞。2013年には『すーちゃん』シリーズが『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』のタイトルで映画化されました。

ミリは本名ではなく、小学生の時につけられたあだ名。

しかし、つけてくれた人に「どうしてミリなの?」と聞かないまま大人になり、今でもミリというあだ名の訳を自分でも知らないらしいです。

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おとな小学生感想レビュー①:具体的な見どころ

大友

おとな小学生の具体的な見どころは何でしょうか?

読者さん

第一遍の「ふたりはともだち」は本書を軽く立ち読みした際にひきこまれた作品です。

小学校三年生くらいの頃、ともだちのお誕生日会の帰りに、誕生日会を主催した子から「この本すごくおもしろいから読んでみて」と手渡された絵本があるのですが、主人公の「わたし」は、その絵本の表紙の表紙があまり可愛くないことから読む気になれず部屋に放置していたのですが、ひょんなことからお茶をこぼしてしまい汚してしまいます。

そのことを伝えると、お友達は怒るどころかその本をあげると言ってくれたのです。

そのことに安堵した「わたし」はその本がどうやって家にあるのかすっかり忘れて月日が経ち、小学校で本の寄贈の募集の際に出してしまい、友だちに見つかってしまうのです。

そこで友だちはショックを受けているも本人は素直に謝ることが出来ずに疎遠になってしまうというストーリーなのですが、大人になってからその絵本の内容を読んでみると、さいごの一文に目が留まります。

「ぼくは きみが ぼくの しんゆうで あることを うれしく おもっています。」本をくれた友達がどんな気持ちでその本をくれたのかと想像するだけで、大人である読者も、胸がキュッと締め付けられると思います。

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おとな小学生感想レビュー➁:面白さ・おすすめできる理由や読むメリット

大友

なるほど。ではおとな小学生はどんなところが面白いと思いますか?またおとな小学生をおすすめできる理由や読んでよかった点は何でしょうか?

読者さん

大人になると、子どもがいる家庭以外では開くことがない絵本。

存在すら記憶のかなたに置いてきてしまったと思いますが、この本で紹介されている絵本は「ぐりとぐら」や「おおきなかぶ」「どろんこハリー」など名作が多いので、「あっ、この本読んだことある!」と、懐かしい気持ちになれます。

私は小さなころ、何冊も母親に読んでほしいとねだって、寝るまで布団の中で読んでもらってことを思い出し、胸がいっぱいになりました。

その上でメインはエッセイなので、小学生の女の子の「あるある」、団地あるあるある、兄弟あるあるなど、ありとあらゆる「子どもの頃に感じた気持ち」も思い出すことが出来る、一石二鳥の本だと思っています。特に良いのは「嫌な人が出てこない」こと。

最近コロナ禍ということもありとにかく心が疲弊していますが、読み物の中に嫌な奴が出てこないというだけでストレスがかからず安心して読み進めることが出来ます。心が疲れ切って、とにかく癒されたい!と思っている方にぜひおすすめできます。

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おとな小学生感想レビュー③:不満に思うところや読むデメリット

大友

逆に、おとな小学生を読んで不満に思うことがや、改善を希望する点、読むデメリットがもしあれば教えてください。

読者さん

面白くないと思う点が特にないので難しいですが、強いて言うのであれば、本の真ん中くらいに8ページに渡って掲載されている「絵本の国チェコへ マルーシカに会いに行く」という題の8ページあるショートエッセイは、箸休め的なこともあり真ん中に持ってきたのだとは思います。

しかし、そこでは主に大人になった「わたし」がショートエッセイの主人公になっており、内容としては幼稚園時代に大切にしていた「12つきのおくりもの」という絵本を探しに古本屋がたくさんあるチェコに旅経つというものなので、絵本を題材にしたエッセイとしては違和感はありませんが、「小学生のあの頃」にタイムスリップしたような気持ちで夢中で読み進めていた私にとっては、急に大人になった「わたし」が、経済力がないといけない「外国へいく」というストーリーに若干の水を差された感を覚えました。

もし掲載するのであれば一番最後の章に持ってきてほしかったです。

おとな小学生感想レビュー④:こんな人に向いている!読んで欲しい!

大友

ありがとうございます。最後に、おとな小学生をどんな人におすすめしたいですか?

読者さん

仕事で疲れている方、コロナ禍で不安な昨今気持ちが落ちている方、小さな子どもを育てていて、生産性のない子どもの遊びに辟易している方、そんな方々に「自分が小さなころ大事にしていたもの」を思い出し、ほっこりした気持ちになってほしいなと思います。

子供時代は、友達や親を通してしあわせをたくさん受け取ってきたこと。今いろんなことでストレスが溜まっていても、ふと違う視点を持って1日過ごしてみると小さな幸せは今もたくさん転がっていることに気付いてほしいなと思います。

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おとな小学生の評判口コミ

深堀りインタビューで伺ったおとな小学生の感想レビューをご紹介しました。

加えて、おとな小学生のSNS上での評判を集めましたので宜しければご覧ください。

https://twitter.com/konno_ai_/status/1390652876339302404?s=20

まとめ:おとな小学生はおすすめなのでぜひ読んで欲しい作品!

益田ミリのおとな小学生について、読者へのインタビューを通じて実際に読んだ深い感想・レビューや、ネット上での評判をご紹介しました。

大友

おとな小学生』面白そうですよね。興味がある、気になる方はぜひチェックしてみて下さい!

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