ごはんよりも寝るよりも、何よりも本が好きで3000冊以上は読んでいる大友です!
こちらの記事では、そんな大友が星新一の『マイ国家』について、読者への直接インタビューで聞いた生の感想・レビューをお届けしています!
マイ国家が、気になっている、あるいは読もうかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか?そんな時に読者の感想・レビューは参考になりますよね。
本記事では『マイ国家』の以下項目について、かなり具体的かつ詳細な読者の声を掲載しています。
本記事で分かること
- マイ国家の大まかな内容・要約・あらすじ
- マイ国家の見どころや面白いと思うポイント・おすすめできる理由
- マイ国家の不満や改善点
- マイ国家のSNSでの評判
私は常々、自分の考えや見識に閉じていては世界が拡がらないと思っており、様々な方の書籍への感想や意見を参考にしながら、読む本を選んでいます。
しかし、Amazonや書評サイトのレビューって、文字数も少なくかなり浅い内容に留まってしまっている、と個人的には思っています。
もっとグッと深い読者の感想やレビューが読めたらいいのに・・・、と大友自身ずっと思っていました。そのように考える人は少なくないはず。
本記事では、そのような私の思いを踏まえて、マイ国家の深い感想・レビューをご紹介していきます。見どころ、おすすめの理由や不満まで聞いていて必ずや参考になると思いますのでぜひご覧ください!
Contents
マイ国家の読者さん(インタビュイー)紹介
最初に、感想レビューをお伺いした読者のプロフィールを簡単にご紹介します。
30代女性で、在宅ワーカーをしています。
海外文学が好きで、特にミステリーやサスペンスを愛読しており、「イヴリン嬢は七回殺される」は色んな意味で驚かされました。
よろしくお願いします。
マイ国家の概要
それでは早速ですが、マイ国家のおおまかな概要や要約・あらすじを教えてください。
31篇のショートショートが収録されている「マイ国家」は同タイトルの作品だけでなく、SFからファンタジー、サスペンス風味がある話など多種多様です。
しかもどんな作品にもユーモアと皮肉がきいています。
例えば一番最初に収録されている「特賞の男」はある化粧品会社につとめる男性が特賞で輸入品の洋酒を当てた男性のもとへ運んだものの、その男性はあまり喜びません。
また「雪の女」ではある冬の日、休暇で山小屋に来ていた男性は雪女に遭遇しますが、その美しさに心を奪われて無理やり一夜を共にしようとしますが、それができません。
「それはなぜか」
その理由が明かされた時、何とも言えないカタルシスが味わえるはずです。
マイ国家の作者星新一プロフィール
著者である星新一さんについて簡単にご紹介します。
星新一さんは「ショートショート」という分野を生み出した日本のSF作家で、1001編以上を超す作品を発表しながらもその作品すべてが高いクオリティを持っていた事から「ショートショートの神様」と呼ばれています。
1997年に71歳で没していますが、翌年には日本SF大賞特別賞を受賞しています。
有名な作品は様々ありますが、1つだけ挙げるとしたら「ボッコちゃん」は外せないです。
マイ国家の感想レビュー①:具体的な見どころ
マイ国家の具体的な見どころは何でしょうか?
星新一さんの「マイ国家」に限りませんが、ショートショートというものは数ページで終わってしまう短編です。
「マイ国家」ではそれが31篇もありますが、正直に言えばどれもハッとさせられるような見どころがあります。
それでもインパクトを受けた作品を挙げるなら「宿命」です。
この話はわずか4ページで終わってしますが、思わずページをめくる手を止めて考えさせられました。
話の舞台はある惑星で、そこにはロボットしかいません。
ロボットたちも「何故自分たちしかいないのか」と疑問を持つことがありましたが、仲間を増やすことを優先します。
それから宇宙船をつくり、ある星に着陸しますが、装置が上手く作動せずに激突します。
それを見ていた人々は歓声を上げ、マイクを持っていた男性は「各星にばらまいとロボットたちのなかで一番早いのはどこか」というゲームをしていたことを明かしました。
ロボットたちの視点ではドラマチックな展開だったのに、蓋を開けるとこんな皮肉なことが待っているとは予想外で、また「レースとはそれっぽいなあ。いつかこうなりそうだなあ」と思わず唸ってしまいました。
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マイ国家
マイ国家の感想レビュー➁:面白さ・おすすめできる理由や読むメリット
なるほど。ではマイ国家はどんなところが面白いと思いますか?またマイ国家をおすすめできる理由や読んでよかった点は何でしょうか?
星新一さんのショートショートをおすすめできる理由は飽きないことが挙げられます。
いくつもの短編をまとめていたり、あるいは一見すると別々の話かと思っていたら実は繋がっていた短編だったりなど色んなオムニバス形式がありますが、大抵の場合はぼやけているものです。
「これどこかで見たな」や「前にもあった」、そんな既知感やついやってしまう比較によって楽しみが半減してしまいますが、星新一さんのショートショートに限ってはそんなことがありません。
サスペンスドラマでよく見る脅しもまさかの展開が待っていたりするので、あっと驚かされます。
それに余計な心情の描写がないため、すっきりしているところも好きです。
「マイ国家」だけのおすすめポイントを挙げるとしたら、大人向けなところだと思います。
「雪の女」はまさにそれで、美女を自分のものにできずに苦しむ男の葛藤がとても上手で、共感してしまいました。
男性だけでなく、女性が主人公の話もあるところも良いです。
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マイ国家の感想レビュー③:不満に思うところや読むデメリット
逆に、マイ国家を読んで不満に思うことがや、改善を希望する点、読むデメリットがもしあれば教えてください。
読むデメリットを挙げるなら、読みやすいことだと思います。
ショートショートはわずか数ページ、長くても20ページ程度で終わっているのでとても短いです。
たとえ20ページあったとしても登場人物の心情など余分なものが削ぎ落されているため、サクサクと進みます。
そしてあっという間に終わってしまうのです。
もしも1日中時間があるとしたら、その日で読み切ることは可能だと思います。
つまるところ「もっと読みたい」と思っても、すぐに終わってしまうところがデメリットです。
星新一さんの本のなかには年代別に分けられた分厚いハードカバーの本がありますが、「あれぐらいは欲しい」と思いました。
そう思ってしまうぐらい、読みやすいです。
マイ国家の感想レビュー④:こんな人に向いている!読んで欲しい!
ありがとうございます。最後に、マイ国家をどんな人におすすめしたいですか?
「マイ国家」は読書が苦手な人にうってつけです。
短いえうに読みやすく、まや話も分かりやすいので時間がかかったとしても読み進めていけると思います。
同じく読むのが嫌いになってしまった人にも、読む楽しさを思い出させてくれる一冊になるはずです。
あとは当然ながらSF好きも挙げられますが、現代ファンタジーといったちょっと不思議な話が好きな人にもおすすめできます。
その理由は簡単で、近未来だけでなく、現代を舞台にした話もあるからです。
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マイ国家の評判口コミ
深堀りインタビューで伺ったマイ国家の感想レビューをご紹介しました。
加えて、マイ国家のSNS上での評判を集めましたので宜しければご覧ください。
まとめ:マイ国家はおすすめなのでぜひ読んで欲しい作品!
星新一のマイ国家について、読者へのインタビューを通じて実際に読んだ深い感想・レビューや、ネット上での評判をご紹介しました。
『マイ国家』面白そうですよね。興味がある、気になる方はぜひチェックしてみて下さい!
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