ごはんよりも寝るよりも、何よりも本が好きで3000冊以上は読んでいる大友です!
こちらの記事では、そんな大友が宮口幸治の『ケーキの切れない非行少年たち』について、読者への直接インタビューで聞いた生の感想・レビューをお届けしています!
ケーキの切れない非行少年たちが、気になっている、あるいは読もうかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか?そんな時に読者の感想・レビューは参考になりますよね。
本記事では『ケーキの切れない非行少年たち』の以下項目について、かなり具体的かつ詳細な読者の声を掲載しています。
本記事で分かること
- ケーキの切れない非行少年たちの大まかな内容・要約・あらすじ
- ケーキの切れない非行少年たちの見どころや面白いと思うポイント・おすすめできる理由
- ケーキの切れない非行少年たちの不満や改善点
- ケーキの切れない非行少年たちのSNSでの評判
私は常々、自分の考えや見識に閉じていては世界が拡がらないと思っており、様々な方の書籍への感想や意見を参考にしながら、読む本を選んでいます。
しかし、Amazonや書評サイトのレビューって、文字数も少なくかなり浅い内容に留まってしまっている、と個人的には思っています。
もっとグッと深い読者の感想やレビューが読めたらいいのに・・・、と大友自身ずっと思っていました。そのように考える人は少なくないはず。
本記事では、そのような私の思いを踏まえて、ケーキの切れない非行少年たちの深い感想・レビューをご紹介していきます。見どころ、おすすめの理由や不満まで聞いていて必ずや参考になると思いますのでぜひご覧ください!
Contents
ケーキの切れない非行少年たちの読者さん(インタビュイー)紹介
最初に、感想レビューをお伺いした読者のプロフィールを簡単にご紹介します。
自動車系製造業勤務の30代女性です。
主に、新書や戦国から江戸時代にかけての歴史小説を好んで手に取ります。
よろしくお願いします。
ケーキの切れない非行少年たちの概要
それでは早速ですが、ケーキの切れない非行少年たちのおおまかな概要や要約・あらすじを教えてください。
犯罪を犯して少年院に収監されている子供たちの中には、医師の診療を受けるべきはずの知的障害を持っている子たちがいるということに作者が気がついたことを言及しています。
少年たちの行動履歴や様々なテストの結果を分析し、子供たちが非行に走る因果関係を研究しています。
非行少年たち、又は周囲に疑問を持つ行動をしてしまう子供がいる大人たちへの、コミュニケーションの取り方についても、教育者 カウンセラー目線でアドバイスが書かれています。
ケーキの切れない非行少年たちの作者宮口幸治プロフィール
著者である宮口幸治さんについて簡単にご紹介します。
男性、本業が精神科医です。
一度は工学部を卒業し会社員として働いていたが、その後医学部に入学、卒業後からは現在までに児童精神科医として道を歩んでいます。
子供の精神科の臨床心理等研究され、医療少年院での勤務経験もあります。
ケーキの切れない非行少年たちの感想レビュー①:具体的な見どころ
ケーキの切れない非行少年たちの具体的な見どころは何でしょうか?
本文の中で何度も言及されているのが、非行少年たちの多くが、軽度の知的障害を持っており、学校の勉強が苦手なだけであり普段のコミュニケーションや健康状態に特に問題がないことから、障害を持っていることを教師や親が認めずに病院を受診させてもらえず放置されている現状があるということです。
大変衝撃を受けました。
また、知的障害による認知の歪みからイジメが発生したり、犯罪行為を犯罪と判断できずに当たり前のように非行に走る子供たちが少なくないということにショックを受けました。
非行少年の中には、自分が勉強ができない等周りとの差や異変を自覚している者もおり、自分から周囲の大人たちに助けを求めても取り合ってもらえずに道を外してしまうことがあると言うことについては遺憾でした。
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ケーキの切れない非行少年たち
ケーキの切れない非行少年たちの感想レビュー➁:面白さ・おすすめできる理由や読むメリット
なるほど。ではケーキの切れない非行少年たちはどんなところが面白いと思いますか?またケーキの切れない非行少年たちをおすすめできる理由や読んでよかった点は何でしょうか?
非行少年の行動心理を実際にテストした内容の図解を含めて説明しており、大変興味深いです。
自分が子供の時に、どうしても学校や社会のルールが守れない友人がおり、蔑視していた経験があります。
他にも、遊んでいるときは特に問題がないのに勉強に関しては極端に苦労をしている友人もおり、何故そんな簡単なことが解らないの?と言ってしまった経験があります。
この本を読んでから、もしかして当時の彼らも知的障害やIQに問題があったのかもしれないと考え直すきっかけになりました。
クラスメイトに、そういった問題を抱えている者がおり気になった経験がある方は自分含め少なくないと思います。
また、自分の子供の友人との人間関係やトラブル、勉強や問題行動に悩んでいる方もいると思います。
大人たちがまず子供の異変に気づいて、問題行動を起こす子たちへの正しいアプローチを学ぶべきだと感じましたので全ての大人が読むべき本だと思いました。
あらゆる問題を抱える子供たちに向き合っており、犯罪を犯してしまった子供を見放さない姿勢が新しかったです。
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ケーキの切れない非行少年たちの感想レビュー③:不満に思うところや読むデメリット
逆に、ケーキの切れない非行少年たちを読んで不満に思うことがや、改善を希望する点、読むデメリットがもしあれば教えてください。
同じ内容を反復している箇所が多いように感じました。
たとえば、非行に走る子供たちはIQが平均以下で低く、それが原因で善悪の判断がつかずに犯罪を犯してしまうこと、柔軟な考え方ができず、与えられた課題を遂行するためのプロセスが組み立てられず勉強に悩むことなど、本文中で何度か言及しているところがありました。
同じことは何度も言及する必要がなく、もっと簡潔に内容をまとめられたのではと思います。
また、知的障害者や勉強ができず知識が少ない子供が非行に走りやすいと言い切っているように思えるところもあり、その方程式を言い切るのは片寄っており危険だと思いました。
どんなに高学歴でも、犯罪者になる人間はいますし、こういったスペックの人は犯罪を犯すから気を付けろというメッセージとして誤解してしまう人がいるのではないかと思います。
そういった点が良くないと感じます。
ケーキの切れない非行少年たちの感想レビュー④:こんな人に向いている!読んで欲しい!
ありがとうございます。最後に、ケーキの切れない非行少年たちをどんな人におすすめしたいですか?
保育士や教職等、学校関係の仕事についている方々には必ずオススメができます。
子供たちと毎日接する職業の方は、子供の問題行動に対して頭を悩ませることもしばしばだと思います。
そういった方がこの本を読むことで、子供やその親御さんとのコミュニケーションの取り方についてヒントになる書籍だと思います。
子供同士のイジメやトラブルに悩んでいる方も、分析や対策の手助けになると思います。
偏見をなくし相手への理解を促すため、勉強の材料として非常に有益な本です。
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ケーキの切れない非行少年たちの評判口コミ
深堀りインタビューで伺ったケーキの切れない非行少年たちの感想レビューをご紹介しました。
加えて、ケーキの切れない非行少年たちのSNS上での評判を集めましたので宜しければご覧ください。
まとめ:ケーキの切れない非行少年たちはおすすめなのでぜひ読んで欲しい作品!
宮口幸治のケーキの切れない非行少年たちについて、読者へのインタビューを通じて実際に読んだ深い感想・レビューや、ネット上での評判をご紹介しました。
『ケーキの切れない非行少年たち』面白そうですよね。興味がある、気になる方はぜひチェックしてみて下さい!
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