ごはんよりも寝るよりも、何よりも本が好きで3000冊以上は読んでいる大友です!
こちらの記事では、そんな大友が杉田幸三の『江戸文人おもしろ史話』について、読者への直接インタビューで聞いた生の感想・レビューをお届けしています!
江戸文人おもしろ史話は人気ですので、気になっている、あるいは読もうかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか?そんな時に読者の感想・レビューは参考になりますよね。
本記事では『江戸文人おもしろ史話』の以下項目について、かなり具体的かつ詳細な読者の声を掲載しています。
本記事で分かること
- 江戸文人おもしろ史話の大まかな内容・要約・あらすじ
- 江戸文人おもしろ史話の見どころや面白いと思うポイント・おすすめできる理由
- 江戸文人おもしろ史話の不満や改善点
- 江戸文人おもしろ史話のSNSでの評判
私は常々、自分の考えや見識に閉じていては世界が拡がらないと思っており、様々な方の書籍への感想や意見を参考にしながら、読む本を選んでいます。
しかし、Amazonや書評サイトのレビューって、文字数も少なくかなり浅い内容に留まってしまっている、と個人的には思っています。
もっとグッと深い読者の感想やレビューが読めたらいいのに・・・、と大友自身ずっと思っていました。そのように考える人は少なくないはず。
本記事では、そのような私の思いを踏まえて、江戸文人おもしろ史話の深い感想・レビューをご紹介していきます。見どころ、おすすめの理由や不満まで聞いていて必ずや参考になると思いますのでぜひご覧ください!
Contents
江戸文人おもしろ史話の読者さん(インタビュイー)紹介
最初に、感想レビューをお伺いした読者のプロフィールを簡単にご紹介します。
30代男性(介護福祉士を離職中)好きな本のジャンル歴史・哲学系などです。大学は文学部卒業で、昔は岩波文庫が好きでした
よろしくお願いします。
江戸文人おもしろ史話の概要
それでは早速ですが、江戸文人おもしろ史話のおおまかな概要や要約・あらすじを教えてください。
杉田幸三氏のおもしろ史話シリーズの文人編です。
内容は東から西の江戸時代の日本全国の文人110人以上の紹介です。戯作者47人、俳人26人歌人25人漢詩人13人となっています。
1人1人の残した功績が1~3ページ程度にまとまっているために読みやすい部分だけ読んだり、興味のある人物だけ読むこともできます。
qまた、所々に杉田氏が解説する江戸時代の文化にたいするコラムが掲載されているため、より江戸時代の文化がわかりやすい形で勉強できます。
江戸文人おもしろ史話の作者杉田幸三プロフィール
著者である杉田幸三さんについて簡単にご紹介します。
大正12年生まれ、山岡荘八に師事 昭和53年第8回池内文学賞受賞、著書に「明治人物おもしろ史話」「十八史略おもしろ史話」「江戸学者おもしろ史話」「高杉晋作の生涯」他多数。
日本の歴史に対する作品をたくさん残しています。
江戸文人おもしろ史話の感想レビュー①:具体的な見どころ
江戸文人おもしろ史話の具体的な見どころは何でしょうか?
江戸時代の文人110人以上をとりあげているところから、みどころはたくさんありますが、興味深かったのは松尾芭蕉に対する考察です。
この本では芭蕉の章で、古池や 蛙飛びこむ 水の音 という誰でもがしっている。芭蕉の句の紹介からはじまります。
俳人のなかには、民族の悲願や一国の盛衰までをも表現しようとする人がいるが、芭蕉の場合はまずは思ったことを思うがままに表現をすることを原点としています。
その原点を忘れずに日々、人間として成長を心がけていた芭蕉だからこそ「正風体」をおこすにいたったと説明しています。
芭蕉の章では、旅先であった子供に施しをしたりするなど、芭蕉の人間的な側面も紹介しており、人間的に常に成長しようとしていた人物の偉大さが仕事にもつながったと説明しています。
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江戸文人おもしろ史話
江戸文人おもしろ史話の感想レビュー➁:面白さ・おすすめできる理由や読むメリット
なるほど。では江戸文人おもしろ史話はどんなところが面白いと思いますか?また江戸文人おもしろ史話をおすすめできる理由や読んでよかった点は何でしょうか?
この本を面白いと思う理由は江戸時代の文学者を紹介している数が110人以上にのぼり、いままで知らなかった人物を発見できることです。
もちろん井原西鶴、近松門左衛門。式亭三馬、松尾芭蕉、小林一茶などの有名どころの人物も紹介されていますが、歴史にはあまりしられていない人物もたくさんのせられています。
有名無名問わず功績のあった人が紹介されているので、読んでためになります。
また、ジャンルも戯作者、俳人、歌人、漢詩人とわかれており時代も江戸時代初期から幕末・明治ごろまであつかわれているので、興味のある時代の人物だけを読むという楽しみ方もできます。
戯作者のなかには平賀源内などの蘭学者もはいっており、内容は多岐にわたっています。
あまり有名ではないが世界で初めて廻り舞台を使った並木正三など今の時代にはあまりしられていない重要人物も紹介されているため、110人以上文人が紹介されているこの本を読めば、江戸時代の文化にたいするあらたな発見があると思います。
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江戸文人おもしろ史話の感想レビュー③:不満に思うところや読むデメリット
逆に、江戸文人おもしろ史話を読んで不満に思うことがや、改善を希望する点、読むデメリットがもしあれば教えてください。
この本をよむデメリットとして考えられるのは、すでに江戸時代の文人に深く広い知識をもっているひとが読んでも、面白さに欠けると思います。
この本は文人110人が紹介されているが、紹介されている量は1人1~3ページであるため、一人一人のことを深く専門的に学びたいひとには向いていません。
1人1人のことを深く専門的にしりたいというひとは、もっと専門的な本を読んだ方が有効だとおもいます。
また110人という分量はおおいが芭蕉のような有名人と歴史のなかではあまりしられていない人物がいっしょにのっているため、人によってはどの人物が本当に重要な人物なのかわからなくなってしまうことが考えられます。
重要度別にランクがついていればよかったと思います
江戸文人おもしろ史話の感想レビュー④:こんな人に向いている!読んで欲しい!
ありがとうございます。最後に、江戸文人おもしろ史話をどんな人におすすめしたいですか?
この書籍をよむのに向いている人は、これから中・高・大学などを受験する受験生のかた、すでに大学にはいったが江戸時代の文化に興味がある方。
趣味として歴史の読み物を読みたい社会人の方、ひまな時間を読書に使いたい高齢のかたなどです。
基本的には内容も難しくはないし、ためになる内容が多いのでどんな方でも読めるとおもいます。
特におすすめしたいのは江戸時代を勉強している大学生です。
歴史を勉強している大学生でも知らない人物がたくさんのっているので、江戸時代の文化に対する考え方を深める手助けになる本だと考えています
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まとめ:江戸文人おもしろ史話はおすすめなのでぜひ読んで欲しい作品!
杉田幸三の江戸文人おもしろ史話について、読者へのインタビューを通じて実際に読んだ深い感想・レビューや、ネット上での評判をご紹介しました。
『江戸文人おもしろ史話』面白そうですよね。興味がある、気になる方はぜひチェックしてみて下さい!
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