ごはんよりも寝るよりも、何よりも本が好きで3000冊以上は読んでいる大友です!
こちらの記事では、そんな大友がジャックケッチャムの『隣の家の少女』について、読者への直接インタビューで聞いた生の感想・レビューをお届けしています!
隣の家の少女が、気になっている、あるいは読もうかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか?そんな時に読者の感想・レビューは参考になりますよね。
本記事では『隣の家の少女』の以下項目について、かなり具体的かつ詳細な読者の声を掲載しています。
本記事で分かること
- 隣の家の少女の大まかな内容・要約・あらすじ
- 隣の家の少女の見どころや面白いと思うポイント・おすすめできる理由
- 隣の家の少女の不満や改善点
- 隣の家の少女のSNSでの評判
私は常々、自分の考えや見識に閉じていては世界が拡がらないと思っており、様々な方の書籍への感想や意見を参考にしながら、読む本を選んでいます。
しかし、Amazonや書評サイトのレビューって、文字数も少なくかなり浅い内容に留まってしまっている、と個人的には思っています。
もっとグッと深い読者の感想やレビューが読めたらいいのに・・・、と大友自身ずっと思っていました。そのように考える人は少なくないはず。
本記事では、そのような私の思いを踏まえて、隣の家の少女の深い感想・レビューをご紹介していきます。見どころ、おすすめの理由や不満まで聞いていて必ずや参考になると思いますのでぜひご覧ください!
Contents
隣の家の少女の読者さん(インタビュイー)紹介
最初に、感想レビューをお伺いした読者のプロフィールを簡単にご紹介します。
30代男性でスーパーで品出し業務などを行っています。小説はミステリーや推理から純文学など幅広く好きですが、"アルジャーノンに花束を"など特に読んで深く考えさせられる作品が好きです。
よろしくお願いします。
隣の家の少女の概要
それでは早速ですが、隣の家の少女のおおまかな概要や要約・あらすじを教えてください。
実在するシルヴィア・ライケンス殺害事件を元に作られた作品です。メグという少女が主人公の隣の家のルースという女性の家に引っ越してきますが、主人公はメグと仲良くなっていくのに対し、ルースの異常性やメグへの虐待が徐々に明らかになっていきます。
実際の事件と同じく一家単位の事件でなく村での多数の人間による虐待の描かれた作品です。当時の閉塞的な社会や問題のある法制度などが象徴された有名な事件を扱っていますが、主人公の存在などが実際とは異なり読みやすい内容になっています。
隣の家の少女の作者ジャックケッチャムプロフィール
著者であるジャックケッチャムさんについて簡単にご紹介します。
作者はジャックケッチャムという方で、鬱小説家というと大抵の人が思い浮かべると言われるほどに有名な作者です。
実はかのスティーブンキングが絶賛しており、醜い人物描写や凄惨な事件のある種風刺的内容を得意としています。
隣の家の少女の感想レビュー①:具体的な見どころ
隣の家の少女の具体的な見どころは何でしょうか?
この作品で重要なポイントとなるのはやはり"苦痛"のシーンです。最大の"苦痛"とはなんなのか、それは視覚的なものであるのかなどが作中で細かく語られます。
また実在の事件を元にしているとはいえある種ミステリー的な要素というか、王道なヒーローモノ的要素も含まれており、果たして主人公がメグを助けられるかどうかなどの終盤の展開は特に見どころです。
それ以外でも勿論見どころはあり、その村の子供の間で流行っている奇妙な習慣やルースをはじめとした犯人サイドの人間の異常性が細かく描かれている反面、その人物たちも主人公と同じく一歩間違えなければ普通の人間なのかもしれないと思わせられるような淡々とした日常描写もあります。
▼以下リンクからAmazonの商品ページへ飛べます▼
隣の家の少女
隣の家の少女の感想レビュー➁:面白さ・おすすめできる理由や読むメリット
なるほど。では隣の家の少女はどんなところが面白いと思いますか?また隣の家の少女をおすすめできる理由や読んでよかった点は何でしょうか?
最大の点はやはり実話をもとにした小説であるという点でしょう。これほどまでに凄惨な事件がこの世に存在していたということが正に"事実は小説よりも奇なり"というのを考えさせてくれます。
鬱小説が好きな方は絶対に楽しめますが、単純に社会問題や一歩間違うととんでもなく残虐なことを行ってしまう人間の精神の危うさ、村社会的な思考の危険性などが描写されています。
また流石に小説で事件をそのまま書くと小説でなくなってしまうためか主人公がメグを救えるかどうかというミステリー的要素が追加されているため、これによって読後感は実は意見が結構分かれており、後味が悪いと言う人もいれば特に後味が悪いとは思わなかったという人もいるようです。
人が一人いてもそこまで残酷なことはできないのかもしれませんが、集団になると人はどれほど残酷なことができるのだろうかというリアルな社会を知ることができるのが重要なポイントと言えるでしょう。まとめると、一般的な書籍と異なり実話を元にしているというのがやはり当時の社会問題を知りたい人にオススメできる理由です。
▼以下ボタンからAmazon商品ページへ飛びます▼
隣の家の少女の感想レビュー③:不満に思うところや読むデメリット
逆に、隣の家の少女を読んで不満に思うことがや、改善を希望する点、読むデメリットがもしあれば教えてください。
終盤はあまりにも演出過剰というか、登場人物の行動のリアリティのなさや安いヒーロー活劇のようになってしまったのが残念でした。
また実話を元にしているにもかかわらず勝手に人物に余計な脚色が不必要に加えられていたり、ルースというよりも周囲の異常性が目立ってしまったのが残念なポイントです。そして翻訳に関しても問題があり、重要なシーンで飲んだくれの事を"のんべえ"と表現されていたりと緊迫感が薄れてしまっていました。
前述のとおり脚色もかなり多いた非常に長い作品となっており、正直な話、単純にドキュメンタリー映画やネット記事などを観た方が手っ取り早く当時の社会問題を知ることができるような印象も受けました。結局最大の苦痛というのがなんなのかというメッセージも弱く感じられます。
隣の家の少女の感想レビュー④:こんな人に向いている!読んで欲しい!
ありがとうございます。最後に、隣の家の少女をどんな人におすすめしたいですか?
当時の社会問題や村社会的な恐ろしさ、虐待など社会派なものを読みたい方にオススメですが、ミステリーヒーロー要素も加わっているため単純にミステリーを読みたい方にもオススメです。
心理学に興味がある方が読んでみても新しい発見があるかもしれません。また単純に鬱小説に興味がある方や怖いもの見たさの強い方にもオススメです。
生々しい描写が多いので新堂冬樹や貫井徳郎の小説が好きな方、東野圭吾の"さまよう刃"などが好きな方も読んで楽しめる内容になっていると思います。
▼以下ボタンからAmazon商品ページへ飛びます▼
隣の家の少女の評判口コミ
深堀りインタビューで伺った隣の家の少女の感想レビューをご紹介しました。
加えて、隣の家の少女のSNS上での評判を集めましたので宜しければご覧ください。
まとめ:隣の家の少女はおすすめなのでぜひ読んで欲しい作品!
ジャックケッチャムの隣の家の少女について、読者へのインタビューを通じて実際に読んだ深い感想・レビューや、ネット上での評判をご紹介しました。
『隣の家の少女』面白そうですよね。興味がある、気になる方はぜひチェックしてみて下さい!
▼以下ボタンからAmazon商品ページへ飛びます▼